2007年05月17日

労務管理道場 〜社長の駆け込み寺〜 8号

イ┃ン┃プ┃ル┃ー┃ブ┃6┃6┃
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労務管理道場 〜社長の駆け込み寺〜
                  8号
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労務管理のお役立ち情報サイトです。


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急に汗ばむ陽気となってきました。
体調を崩している方もいるのではないでしょうか?

しかし、暑くなったからというわけではないのでしょうが、
変な事件が多いですね。

母親を殺害したり

妊婦を殺害したり

赤ちゃんポストに幼児を入れたり

ところが、景気はバブル期をしのぐとか...

どうも、極端な感じです。



さて、気を取り直して!

今月のメニュー

1 雇用保険法の改正

2 お知らせ


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はじめまして。インプルーブ66 社労士の高崎です。

先ごろ国会にて改正雇用保険法が成立しました。

ご存知の方も多いと思いますが、本来3月末までに可決され、
4月1日から改正された雇用保険法が施行される予定でした。

ところが、厚労省職員の不手際で「成立した」との資料を
前日に配布したことに野党が

「国会軽視」

と反発し、成立が4月19日までずれ込みました。


●ミスによって・・・

このずれ込みに伴い、施行日変更や保険料の納期限変更の周知などに
億円規模の費用がかかる見通しであると報道されました。

この費用はどこから捻出されるのかというと、

事業主さんと従業員が負担する雇用保険料から支出されるのです。

国会混乱のツケを企業や働く人が払わされる格好になってしまいました。


●改正内容


 さて、改正された雇用保険法はどのようになっているのでしょう?
 主な改正内容を見てゆきましょう。



【19年4月1日施行】

1.保険料率の引き下げ(19年度分から)

保険料率  

一般 1.9% → 1.5%(会社負担 0.9%+従業員0.6%)

農林水産業、清酒製造業については会社・従業員とも0.1%ずつ上乗せ

建設業については会社0.2% 従業員0.1%の上乗せ



【19年10月1日施行】

2.被保険者資格および受給要件の一本化
(19年10月1日以降に離職した人から)

これまでは、

一般の被保険者(フルタイム社員)と

短時間被保険者(週の労働時間が20時間から30時間 いわゆるパートタイマー)

に区分されていましたが、この区分をなくし一本化されます。

さらに、基本手当(失業保険)の受給要件(被保険者期間)が6ヶ月から12ヶ月となります。
(倒産・解雇等によって離職した場合は従来どおり6ヶ月となります。)



3.育児休業給付金の給付率アップ
(19年4月1日以降に職場復帰した人から)

育児休業とは、雇用保険に加入している従業員(加入期間の要件あり)
が1歳未満の子を養育するための休業です。

この休業は、男性でも取得可能で、休業している期間および復帰6
ヶ月後に雇用保険から給付金が支給されるものです。

この改正で、いままでの40%(休業期間中30%+復帰後10%)から50%(休業期間中30%+復帰後20%)へ給付率がアップとなりました。


4.教育訓練給付の要件変更

被保険者期間による区分がなくなり、3年以上で費用の20%(上限10万円)となりました。

ただし、当面の間、初回(いままでに教育訓練を利用したことがない人)については、被保険者期間が1年でも利用可能になります。




●改正による影響は?

主な改正内容はこのようになりますが、

注目すべきは、?Aの受給資格要件の変更ではないかと思います。


現状では、一般のフルタイム勤務で6ヶ月勤務後であれば、
自己都合により退職しても基本手当(失業保険)が支給されます
(ただし、支給開始まで3ヶ月程度ストップされます)。


ここで問題になってくるのが、短期で辞めてしまう社員です。


事業主の方とお話しすると、全ての人ではないと思いますが、
短期で辞める人の中には6ヶ月間勤務し失業保険の資格を得て退職
する人が多いと聞きます。

会社としては、6ヶ月たったところで辞められたら、
それまでの教育時間やコストなどほとんど回収できません。

さらに頻繁に辞められると一番怖い社員のモラル低下を招くこともありえます。

改正により12ヶ月になると、単に給付を目的とした就職後に辞める人(失業保険の常習者)は、確実に減少してゆくのでしょう。

現在もそうですが、これからは売り手市場(働く人が足りない)です。
いかにして優秀な人材を確保して、会社に貢献してもらうかが、企業の生産活動のキーポイントになります。

採用もそうですが、人材流出対策も重要なポイントでね。

私どもインプルーブ66は、「ひと」に関することを専門としております。

採用から退職まで、人事システムの構築・賃金の再検討、福利厚生メニューのご提案など、事業主の皆様の「思い」の実現のお手伝いができたら思っております。

沢山のお手伝いができるようガンバリます。  




社会保険労務士 高崎章人



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【2】 終わりに



インプルーブ66では起業支援業務を開始いたしました。

他士業とも提携して、起業のワンストップサービスを目指します。

ほかにも情報満載のHPに、是非アクセスしてください。

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posted by i66 at 12:43| Comment(152) | TrackBack(0) | 日記